白内障手術後は眼鏡が必ず必要になる?眼内レンズのデメリットについて解説

No img

白内障手術は安全性も高く、多くの方々にとっては有益な治療法となりますが、手術の際に目の中に埋め込まれる眼内レンズにはいくつかのデメリットがあります。目のピント調節機能が失われ、眼鏡を掛けないと見づらい距離が生まれてしまうのもその一つです。
この記事では、眼内レンズのデメリットと術後の眼鏡の必要性について具体的に解説します。

眼内レンズの特性

白内障手術では目の中で白く濁ってしまった水晶体という部分を取り除き、代わりに眼内レンズを挿入します。
基本的に眼内レンズは生体適合性の高い素材で作られており安全性も高いです。しかし、水晶体と全く同じ働きができるわけではないため、どうしても今までの見え方との差異、デメリットが出てきてしまうのです。

見え方の質の問題

眼内レンズを入れることにより、光の乱反射や色調変化などが発生し、今までとモノの見え方が若干変わってしまうことがあります。

光の乱反射

眼内レンズが目の中に入ると、ときに光の乱反射を引き起こすことがあります。術後に「キラキラして見える」「レンズの縁のようなものが見える」とおっしゃる方がいらっしゃいますが、多くはこれが原因です。時間が経つにつれて慣れてくることがほとんどですので、あまり心配しすぎずに様子を見ましょう。