小児外来では、小児眼科専門の視能訓練士が0歳の赤ちゃんから
15歳(障害がある患者さんは年齢問わず)のお子様の検査・訓練を行います。

検査後は、小児を専門とする医師が診察致します。

乳幼児期のお子様

乳幼児期のお子様
眼科診療クローズアップより

乳幼児は言葉で『見えない』と言えません。

しかし、眼に何らかの障害があると・・・

『見えにくそうにする事がある』

『目つきが悪い』

『顔を傾けたり、横目で物を見る』 等症状を保護者の方が気付く事があります。

これらの症状や他にも何かお子様の目について、気になる事があればお気軽にご相談下さい。
そのお子様の年齢(月齢)に合わせた検査を致します。

幼児~小児期のお子様

幼児~小児期のお子様
眼科診療クローズアップより

幼児から小児の時期は視力の発達が一番重要な時期です。

もし、お子様の目に近視・遠視・乱視等の屈折異常があると、いつも物がはっきり見えない為、視力は発達しません。

屈折異常があるのにメガネをかけず放置してしまうと、メガネをかけても視力が出にくい弱視になってしまいます。

お子様の目を詳しく丁寧に検査をし、視力の発達をサポート致します。

また、必要な場合はお子様の性格や興味に合わせた訓練を計画し治療を行います。

斜視

眼科診療クローズアップより
眼科診療クローズアップより

物を見る際、片目の方向は正しく向いているのに、もう片方の眼が他を向いている状態の事を斜視といいます。

原因は目を動かす筋肉の異常、遠視があるのにメガネをかけていない、目以外の病気から二次的に起こる等様々です。

検査を行いお子様の斜視を詳しくお調べ致します。

斜視の種類(内斜視、外斜視等)や原因を検討し、1人1人に合った治療(手術やメガネ等)の相談、両目で物を見る力(両眼視機能)の程度の測定を行います。

※斜視の手術が必要な場合は、斜視手術を得意とする病院をご紹介致します。

弱視

弱視

弱視とは眼に病気がないのに、なぜか視力がでない状態をいいます。原因は遠視・乱視・近視が強い、右眼と左眼の度数が大きく違う、斜視がある等です。

両方の眼で物を見る力が完成される、7~8歳ころまでに治療することが大切です。

調節麻痺剤という瞳を開く薬を使って、正確な度数を測ります。メガネを処方し、視力がでにくい時は、訓練が必要なケースもあります。

弱視と診断されたお子さんには、視力の良い方の目をアイパッチという絆創膏で覆って、視力の出にくい眼でものを見る訓練を行います。

アイパッチを貼って一日何時間か目を使う訓練をします。

弱視の重症度やお子さんの年齢によって、時間数は異なります。

当院では両目を開けた状態で、弱視の訓練のできる機械、オクルパッドを導入しています。

オクルパッドとは?

オクルパッド

楽しいゲームで弱視回復できるものを作るというコンセプトで作られた機械です。アイパッチをしても視力の立ち上がりが悪い方、目の周りがただれる方が適応になります。ゲーム性を取り入れた機械なので、楽しくゲームをして視力を上げることができます。ご興味のある方はお申し出ください。

個室で検査ご希望の方は予約制となります。
お電話で予約の上、ご受診下さい。