

白内障は誰にでも起こります。手術をすれば白内障自体はなくなります。
手術は15分~20分の短い時間でできます。
手術の難しい症例
① 目や目の周りに怪我をしたことがある方
目をぶつけたり、目に怪我をしことがある人は目の中のチン小帯(水晶体を支えている糸のようなもの)が、弱っている可能性があります。そういう方は手術中に眼内レンズを支えられずチン小帯が切れてしまうことがあります。その場合は縫着(眼内レンズを縫い付ける)する、難易度の高い手術となります。
水晶体落屑症候群(水晶体の前側にフケのような粉が溜まってしまうこと)の方もチン小帯が弱いです。
② 白内障が進行しすぎてしまった方
白内障が進行しすぎると、手術が難しくなることがあります。超音波をかけて水晶体を吸引しますが、水晶体が硬すぎたり、濁りが強いと超音波をかける時間が長くなり、合併症が起こりやすいです。
白内障は年齢を重ねるうちに進行することはあっても、自然によくなることはありません。視力低下、かすむ、まぶしい、などの自覚症状が出たら医師に相談し、手術が必要であれば早めに手術した方が良いでしょう。


