目薬はいつ点眼すればいいの?

目薬はいつ点眼すればいいの?

① ドライアイ点眼薬

ドライアイの点眼薬は回数を多く指示されています。1日に点眼する回数を守っていれば時間が多少変動しても問題ありません。

② 白内障術後点眼薬

白内障術後の点眼薬は感染や炎症を防ぐために点眼回数を守ってください。
1日4回であれば、朝・昼・夜・寝る前です。1日2回なら朝・夜です。
1日1回の点眼は指定がない場合はさし忘れないよう毎日同じ時間に点眼してください。

③ 緑内障点眼薬

目薬はいつ点眼すればいいの?

緑内障点眼薬で充血される方は夜の点眼をお勧めします。ラタノプロストやビマトプロストは朝と夜のどちらでも効果は変わりません。
副作用として薬液が触れる皮膚が色素沈着をおこしたり、まつ毛が太くなることがあります。
気になる方は点眼後5分以上経過してから洗眼することをお勧めします。
緑内障点眼薬の中でβ遮断薬(チモロールやカルテオロールなど)は房水産生を抑える薬です。房水産生は日中昼間行われるので、朝の点眼をお勧めします。
2種類の薬が入っている配合剤で1日1回の場合もで、β遮断薬が入っている点眼薬も朝の方が良いでしょう。

点眼薬が何種類も出ている方は、重要な目薬を最後に点眼するようにしてください。
点眼薬が2種類以上処方されている場合は5分以上間隔を開けてください。

続けて点眼すると吸収する前にあふれ出てしまいます。
寝る前に点眼することが心配な方がいらっしゃいます。
以前目薬を夜寝る前に点眼することで副作用が出た方がいました。ですが現在そのような成分の入った目薬は処方されていませんので、寝る前に点眼しても問題ありません。
点眼は1滴、回数を守り大切な目を守りましょう。